胃腸肛門ランド

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大腸ポリープは大腸がんの元!?

こんにちは、胃腸肛門ランドです!今回は皆さんの気になる大腸がんのお話です。

大腸がんのほとんどは、大腸ポリープからできます。
大腸ポリープの中でも、顕微鏡で見たときに最も頻度が高い種類のポリープは「腺腫(adenoma)」と呼ばれています。
この腺腫は、大きくなると大腸がんになる頻度が高いのです。2cmを超える腺腫の約35%に癌細胞が含まれ、3cmを超える程にもなると約50%が既に癌化しています。

じゃあこの癌細胞のあるポリープはどうやって治療するのか?と思うかもしれませんが、ポリープの段階では大腸内視鏡で切除可能なものも多くあるので、いわゆる開腹手術や腹腔鏡手術になるとは限りません。
というのも、ポリープの段階ではがんといってもほとんどが「粘膜内癌」という非常に早期の癌です。昔のがん保険では、がんとして認められていなかったくらい早期の早期でありちゃんと直すことが出来ます。

内視鏡で切除が可能なポリープですが、検診などだと観察のみでポリープの切除は行っていない施設もあります。健康診断のバリウム検査などで大腸ポリープが疑われたり、内視鏡検査でポリープが認められた場合は内視鏡でポリープ切除の手術を行っている施設で検査を受けるのが良いでしょう。

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