胃腸肛門ランド

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小腸の表面積はテニスコート大!?

こんにちは、胃腸肛門ランドです!
さて、今回は久しぶりに大腸の話をしていきましょう。
「腸」といっても小腸と大腸があります。今回は小腸にスポットを当ててお話しして言いましょう。

小腸の役割とは

小腸のメインの役割は「栄養吸収の場」ですが、他にも役割があります。
食事の中に混ざって入ってくる細菌を排除し、体を守るという役割です。一説には、この機能が不十分であるために体内のアレルギー反応(アトピー性皮膚炎や喘息など)が引き起こされるとも言われています。
小腸には、表面積を広くして栄養を効率よく吸収するために柔突起(腸絨毛)という突起がたくさんあります。ここで、今回のブログのタイトルにもなっている小腸の表面積はどれくらいなのか?という謎に迫ります。・・・自分の中にテニスコートくらいの表面積の臓器があるとは思えないですよね。

柔突起で表面積はどれくらいになるの?

そもそも、小腸は体の中にある臓器で一番長いと言われる程で、男女や個人差はありますがその長さは約6mといわれています。その時点でもう「本当に!?」と思いますよね。それだけでも驚きますが、驚くべきはその総面積です。
先ほどもお話しした、小腸の「柔突起」を全部広げることで実にテニスコート1面分ほどの面積になります!信じられないですよね。
ここに乳酸菌などの善玉菌が棲みついていて、悪玉菌が増えるのを抑えます。
たしかに、テニスコートくらいの表面積があればしっかりと水分の吸収が行えそうですね。

まとめ

おなかの中にすっぽりと収まっている「小腸」の表面積が「テニスコート大」とは!思わずお腹を見てしまいたくなる情報ですが、自分のお腹を眺めてみてもとてもこんなに表面積の大きい臓器が入っているようには見えないですよね。

表面積が広いのには理由があって、効率よくしっかりと栄養を吸収するためだったんですね。なんだか納得です。

*ちなみに「大腸」は?

 

大腸には「水分を吸収する」という役割があります(だから排便を我慢し続けると便が固くなってしまうのです)。

そして、大腸でも腸内のビフィズス菌などの善玉菌によって悪玉菌の増殖が抑えられています。さらに腸の表面はネバネバの液に覆われており、口から侵入した細菌が増殖するのを防止しています。
まさに二重・三重の防衛システム、その大事な砦が腸、ということなのです。

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